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akimachoのはてなブログ

ICTとデザインのためのブログ

『ハッカーと画家』読んだ

はじめに

ポール・グラハムハッカーと画家』を読んだので感想を書きます。

感想

ポール・グラハム

著者ポール・グラハムについては、wikipediaを読めば大体わかります。

ポール・グレアム - Wikipedia

この本のエッセーに関連する彼の経歴をまとめると、

てな感じです。他には、Y Combinatorというベンチャーキャピタルでも有名です。

主なテーマ

大きく分けて次の3つですかね。もちろん被っているテーマもありました。

  • 文化・歴史(「メイド・イン・USA」、「どうしてオタクはもてないか」etc)
  • テクノロジー(「プログラミング言語入門」、「百年の言語」」etc)
  • ビジネス(「富の創り方」、「格差を考える」etc)

富の創り方

第6章「富の創り方(How to Make Wealth)」は、ちょっと気になったエッセーです。

Q.裕福になりたいとすればどうすればいいか

A.ベンチャー企業を起こすか、それに参加するのがよい

としたうえで、

経済的には、ベンチャー企業は一生分の労働期間を数年間に圧縮したものだと考えられる。ゆったりと40年間働く代わりに、可能な限りハードに4年間働くんだ。技術の分野では速い仕事により価値があるので、この手法はとりわけ有利だ。

という一節にハッとさせられました。

世間では定年まで働いて老後悠々自適に暮らすというのが一般的かつ理想的な人生設計だとされていると思うのですが、定年までの期間を短い期間に圧縮して働くというのは、私にとっては目からウロコでした。こんな生き方もあるのかと。

こういう選択肢があることは知っていてもいいかなと思います。選択するかは別としてですが。

あと、「もっと頑張って働く」という節での「会社はあなたの仕事の価値を測る手段を持っていない」(p.102)。

大企業では、従業員にそこそこ予測可能な給料を支払、そこそこ頑張って働くことを期待するんだ。従業員は、明白に仕事ができなかったり怠けていたりするのは困るが、全人生を仕事に賭けることも期待されていない。

確かに。

おわりに

まだ消化不良なので、折にふれて読み返したいエッセーがいくつかもあります。その意味で読み応えがある本です。

あと、『ハッカーと画家』は社会的に成功したプログラマからのメッセージという点で中島聡『エンジニアとしての生き方』と似ているなと感じました。

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

ポール・グラハムのエッセーは↓な感じで日本語訳がたくさん出回っているので、暇を見つけて他にもいろいろ読んでみたいです。

ポール・グレアムのエッセイと和訳一覧

原文も英語の勉強がてらに読んでいけたらいいなぁ。

http://www.paulgraham.com/articles.html