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情熱ゲームディレクター『桜井政博のゲームを作って思うこと』

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ゲームディレクターはこんなことを考えている

桜井政博のゲームを作って思うこと』は桜井政博さんが書いたファミ通のコラムをまとめた本です.桜井さんは「星のカービィ」や「スマッシュブラザーズ」のゲームデザイナー・ゲームディレクターとして有名ですね.

チーム,ゲームプレイヤー,パラメータ調整,収集ゲー,アバター,課金,広告,体験版,プレイ時間等々

名うてのゲームデザイナーが,ゲームにまつわる話題について綴ったエッセーのスキマから,彼のゲームに対する情熱が垣間見えました.ホントにゲームが好きなんだなあ

ディレクターにとって非常に重要なことが,技術や経験とは極めてかけ離れているところにあります.それは,”義理”をとおすこと.

つまり,人として正しい筋道をとおすこと.あまり根性論に持って行きたくはないのですが,私の原動力であることは事実です.p.41

知恵を絞り,全体を俯瞰し,成すべきことは何なのかを考える.現場と制作物のポジティブなサイクルに積極的に加わる勇気が,明日を変え,結果的にみずからの喜びになりうると思います.p.95

そんな桜井さんが時折見せる直球勝負のメッセージは,ミットにスパンッと収まるようで通りがよかったです.ものづくりの見方が学べた一冊でした.

メモ

ゲームにハマる4つのカギ
  1. 育成
  2. 収集
  3. 先への興味
  4. コミュニケーション

あえてハマる要素を入れないという見方は面白い(p.160)

パラメータ調整のコツ
  1. 最初に立てた狙いからブレない
  2. 激しい長所短所を殺さない
  3. 受ける感触に敏感であること

パラメーターは,生命体です.数字をちょっと変えるだけで,ゲームの正確も手触りも存在意義でさえ,大きく変えるパワーがあります.

パラメーターは,ゲームやキャラに対する”演技”そのもの.数字で紡ぐ理論的な要素のようでいて,その本質は非常に情緒溢れる,感覚的なものです.