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akimachoのはてなブログ

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経済学の歴史がわかる!『経済学はこう考える』

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経済学者はこう考えてきた

ぼちぼち経済の知識を深めていこうかなと思って,今回紹介する根井雅弘『経済学はこう考える (ちくまプリマー新書) 』を読みました.

本書は,マーシャル,ケインズ,J.ロビンソンといった経済学者が当時どのような社会に生きたのか,どのような人から影響を受けたのか,そこからどんなことを考えたのかをまとめた本です.著者の根井雅弘さんは経済学の歴史が専門なので,登場人物たちの問題意識が鮮やかに描かれています.

 

あまりにも抽象化された経済学や金融工学は,経済学を作り上げてきた先人たちが問題意識としてもっていた人間性を軽視しているのでは?というのが,本書が全体として伝えたかったメッセージのように思いました.(人間性というと,感傷的な感じになってしまいますが).

確かにマーシャルやケインズの時代は学問はあまり分野に別れていなかったので,より広いスケールでものを考えられたのでしょう.しかし,学問がより細分化かつ制度化されている現代の学生には,それをやるには学部時代は短すぎるかなと思います.

あと,本書を読んでて,大学1年のときに教養科目で習ったケインズの乗数理論が出てきて,なつかしかったです.

経済学の流れ

本書を読むと,近代の経済学史をまとめるとこんな感じになるのかなと思います.年代はかなりあいまいです.

太字で示した人物は,本書で紙面割いて説明してあります.

 

年代 主流だった経済思想・人物 主流に対立した人物
???

古典派

スミス,リカード,ミル

 
1870年代~ マーシャル シュンペーター,ジョヴォンズ
1900年代~ ケインズ ハイエク

WWII後

1945~

主流派経済学(新古典派総合),

サムエルソン,フリードマン

J.ロビンソン,カレツキ,ルーカス

1970年代中頃~ ハイエクフリードマン グルーグマン,セン

 

 

経済学はこう考える (ちくまプリマー新書)

経済学はこう考える (ちくまプリマー新書)